和泉市くぼ歯科の東洋医学
当歯科医院の東洋医学は「全身の状態が口腔に投影される」という東洋伝統医学の教えを礎に、現代歯科医学の診査・診断法に合わせて、鍼灸・漢方・食養等をはじめとする東洋医学療法を日常の歯科治療に取り入れています。
具体的にはペインコントロールや腫れ防止、術後の痛み防止に鍼を使ったり、粘膜疾患や難治性疾患に漢方薬を処方をしています。
TAO東洋医学研究会(副会長)
漢方薬は、長い歴史の中で効き目や安全性に関する経験に基づき、特有の理論体系のもと、患者さんの症状に応じて、いくつもの生薬を組み合わせて使います。そのため一つの漢方薬で様々な症状を治し、複合的な効果を期待することができます。具体的に口腔内に対しては、口内炎、口腔乾燥症、味覚障害、口臭、舌痛症、顎関節症、抜歯後処置、歯周疾患、口腔がん、口腔不定愁訴などの症状に適した医療用漢方製剤がございます。
歯科における代表的な漢方薬
葛根湯(かっこんとう):顎関節症、三叉神経痛
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):歯ぎしり、くいしばり、およびそれに起因する痛み
補中益気湯(ほちゅうえっきとう):粘膜疾患、手術後体力増強
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):粘膜疾患、免疫力低下型歯周病
排膿散乃湯(はいのうさんきゅうとう):歯周炎
立効散(りっこうさん):歯痛,抜歯後の疼痛
五苓散(ごれいさん):口渇(口腔乾燥症)
黄連湯(おうれんとう):口内炎
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):口内炎
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):口渇(口腔乾燥症)
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう):口内炎
歯科では上記11種類の漢方薬が、保険適用になっています。
歯科領域の東洋医学(鍼灸)
歯科領域の東洋医学(鍼灸) 鍼を使うと術後の痛みや腫れを抑えることができます。手の合谷(ごうこく)というツボに円皮鍼(つぶのように小さい鍼)を貼り付けるだけで、親知らずを抜歯したあと、鎮痛剤を飲まずにすんだり、腫れなかったりと驚きの効果が研究されています。
和泉市くぼ歯科の「舌診」
舌診
舌診は東洋医学の望診の一つで,舌そのものの色,形,あるいは舌苔の色,形などを診てその人の病気の診断をおこないます。舌診の原型はチベットでs。チベットでは古来より挨拶にお互いの舌を出し合って、健康を確認していたようです。その歴史は唐の時代からはじまり,清の時代に完成されました。特に学問的に近代中医学において発達してきました。舌診は日本漢方ではほとんど扱われませんでしたが,近年中医学の国内への取入れと同時に臨床に取り入れられ,研究されています。舌診は日頃より口腔内を観察している歯科医師にとっては非常に取り組み易い診断方法の一つで、患者に触れず,ほんの数秒舌を診るだけで簡単にその人の全身状態を診断することができます。くぼ歯科では患者さま情報の一つとして舌の写真を撮っています。詳しくは著書「口から始める健康と美容」歯科領域における漢方薬と生薬 久保茂正 星雲社をご覧ください。
「口の中から全身を診る ー舌診と歯科漢方ー」 久保茂正 日本歯科医師会雑誌 Vol.64 No.1 2011あるいは「ドライマウスと漢方」久保茂正 FFIジャーナル Vol.216 No.1
くぼ歯科 院長:久保茂正
和泉市弥生町3-16-4 電話0725-44-6801
無料駐車場・駐輪場完備
診療内容:歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科
東洋医学・マイクロスコープを使った診療をしております。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
09:00~12:30 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | |
14:30~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | |
休診日:木・日・祝祭日 ★ご予約は診療終了時間の30分前まで